a 交換留学生's Life in the UK

イギリス中部のシェフィールド大学で自由な生活をしている交換留学生です!ロンドンでもなくエディンバラでもなく、田舎でもなく都会でもないあまり日本人になじみはないけど素敵な街について発信する所存です。

イギリスの安い店で買った場合の物価の話

 

イギリスの物価

イギリスの物価は高いといいますよね。

 

私はここに来るまで、円安もあって必要物資の値段高騰をまあまあ気にしていたのですが、今のところ日本とそんなに変わらない、あるいは特別なこだわりがなければ多くのジャンルにおいて日本より安く買えるのではないかな―と感じています。またまとめて買えば安くなるのはこちらも同じですが、こちらでは大容量商品がとにかく日本より大容量なので、より簡単にまとめ買いができるとも思います!

食料品

イギリス国内で最もシェア率が高く、値段も良心的なスーパー「TESCO Superstore」では、パスタ500gが85ペンス。1ポンド155円の計算で行っても、133円なのでそこまで高くありません。しかしパスタやチーズなど、ヨーロッパ産のものは、パスタならリングイニからペンネフェットチーネ、チーズならチェダーからブッラータ、ヤギミルクなど、種類が非常に豊富なうえに、日本ではマイナーで高値になりがちなものも安く買えるので、とてもバラエティ豊かな料理を楽しめます。

また量に関しても、パスタ3kgやチーズもかなり大きなサイズで売っているので、この辺を選べばもっと安いです。

 

ただ交換留学生は基本フラットメイトがいても自分の食料は自分で買って食べるスタイルが多いようなので、安さのために買いすぎると他の物を楽しめないし、、と難しいところです(笑)

 

上記の写真は、「Home Bargain」、「Aldi」というテスコより一回りやすいといわれるスーパーで購入した子たちですが、水を濾過する機械を除くと¥3700くらい。オリーブオイルが¥700しているのを含めても、とても安いのかはわかりませんが、牛乳は2リットル¥230だし、(あまり好きではないことを忘れてとてつもない量買ったので何度もフラットメイトにあげるか迷いました^^)HEINZのスープもたくさん入って1ポンド、紅茶も100パックで1ポンド、きゅうりは日本の2倍の長さで約90円、重曹1㎏1ポンドと、とにかく実物は大きいので、かなりコスパはいいのではないかと思います。

たった今買ってきたこちらは、全部で¥1050です。チーズもスープもジンジャークッキーもトマトもすべてこちらでは本格的でおいしいのでとても幸せな買い物です♡^^

ただ安くて使いやすいものは、地元の方が熟知しているようで(当然笑)、最もポピュラーな形のパスタの大容量は棚がすっからかんになっていたりよくあるので、ジモティーに負けないよう、買い物術を高めていかなくてはと思います。

掃除用品類

食品以外でも、安いものを探せばちゃんと安いです。たとえば紙は高いといわれているもののトイレットペーパーが18ロールで約650円、日本の百均にはないサイズの大きな食器用やトイレ掃除用洗剤が155円など、日本と同じように本当に安いものも多いです。紙の実質的な量、洗剤の環境負荷、香料の強さなど条件を増やせば値段は上がりますが、生きるための最低ラインを選ぶのなら、ある程度しっかりした商品をこれくらいの値段で買うことができます。

 

このように、今のところ必要なものは満足のいく価格帯で、気持ちよく変えている状況ですので、もし留学生活を始める方も、そこまで心配なさらなくて大丈夫ということをお伝えしたいです。

 

ちなみに私がイギリスの買い物で特に好きなところは、

①セルフレジが多くて気楽なところ

②よくビートルズが流れていること

ジモティーたちが突然トゥートゥトゥー、るーるるるーと優雅に歌いだすところ(シニアカーに乗ったおばあさんが突然BGMに合わせて口ずさみだすのはとてもかわいいです!笑)

 

の3点です。

 

では。

怖いフラットメイト

シェフィールドのホテルで一泊し、その日のうちに寮の場所を突き止め、翌日のチェックイン後、早々に寮に移動した。ハンドブックには、寮の最初の受付には大荷物を持ってくるなと書いてあったのに、部屋に案内されるとき「荷物は?」と聞かれた。周りの受付待ちの人々、みな大荷物で来ている。。なぜ持ってきていいとわかったんだ。。

 

部屋は真ん中くらいの階。受付開始日の朝だったから、フラットは一番乗り。ひたすら部屋の掃除をして、なんとか良いと思えるくらいまできれいにした。

 

午後。

フラットに誰か来たことがわかった。何度か私の部屋の前を往復しているようで、音が聞こえたタイミングでドアの穴から覗いてみた。はげたおっさん。どっかの国のはげたおっさんが通り過ぎる。続いて黒人のおっさん。。終わったと思った。フラットメイト4名のうち、2人はおっさんなのか。。最悪や。。正直怖すぎて、廊下に出るにも注意深く2日ほど休まらずにいた。

 

何か音がするたび、ドアのレンズから覗く。私は怖すぎて覗いていたが、向こうからしたら勝手にのぞいてるこっちも怖いだろうな。

 

しかし次の日、私がフラットの外の廊下に出ると、黒人のフラットメイトがすぐ後から出てきた。するとなんとおじさんではなく、ちゃんと大学生ほどで若い人だった!!

話してみると優しい雰囲気だったし、冷蔵庫を勝手にみる限り食べ物の趣味も合いそうだ。魚眼レンズから見たから体格が大きく変なおじさん顔に見えたが、そんなことはなく安心した。そしてもう一人のおっさんは、ただ遊びに来た人のようだった。彼も実際見たらおじさんじゃないかもしれない。

 

 

 

 

業務スーパー奨学金合格のポイントと注意点

私がこの留学で大変お世話になっているものの一つに、業務スーパーの財団による奨学金様があります。給付金の額が大きいため、狙っている方も多いと思うのですが、意外と情報入手や書類作成がてこずるので、誰かの参考になればと早めに書いてみます。

 

財団の本名称は、「業務スーパージャパンドリーム財団」です。留学が決まれば、一か月に15万円(~2022年度)が振り込みで頂ける大変ありがたい奨学金で、春と秋2回の募集があります。

(※ここでの情報は確実ではないので、あくまで参考としてご活用ください。)

 

☆1次審査

 

審査は1次と2次で分かれており、1次は例年書類のみの審査です。志望理由や留学先で学びたいこと、学んだことを将来どう活かしたいか、自己PR(A4が2ページ迄)などが求められました。交換留学をされる方であれば、その申請の際に同じような内容を書くと思うので、内容に一貫性を持たせ、自分の留学の目的を明確にするという意図も併せ持ちながら書いていけばいいと思います。

 

一つ私が意識した点を挙げるのであれば、「留学に行けたら日本のこのような部分を海外の人々に伝えたい」という部分を膨らませて(十分に目立てせて)、書きました。過去の合格された方のブログで拝見したためです。その方のブログでは、業務スーパーが食品関連の企業だから食品に紐づけて書いたとのことでしたが、私は日本の音楽について書いたので、食品に絞らなくても問題ないようです。

 

そもそもこの内容が必要かも何とも言えないところですが、厚みを増すために書いてみてもいいかもしれません。最も大切なことは、自己PRも含めて、自分の主張や目的意識に一貫性を持たせることだと、私は思っています。

 

また、2022年度申請の場合、書類の提出時期が完全に秋学期の期末試験と被っており、年始の忙しい時期なので、募集が始まる前から大体の書く内容をイメージしておくことを強く推奨します。知人には、忙しい時期だったので諦めた、期限を間違えた、などの理由で応募すらできなかった人が複数いました‼

 

☆2次審査

 

1次の結果が出るまでに、1月程度時間がかかるのですが、無事通ると2次審査に進みます。例年とは違い、コロナの影響で私は課題文の提出を求められました。業務スーパーが出す内容らしく(?)、企業と社会の関係といったような内容だったと思います。かなり広いテーマで、私も抽象的に書いてしまったのですが、大学の課題と同じようなモチベーションで書けば受かると思われます。

1次さえ受かれば2次はほぼ通る、と他の方のブログで見たのですが、SNSでみると今回は2次で落ちた方もいたようなので、十分に用意する必要があるかと思われます。

 

今年のように急な円安に陥ったり、物価の高騰で留学に行くのは年々金銭的ハードルが高くなっていると思います。業務スーパーさんの奨学金は、全額は無理ですがかなり大きい額を提供してくださり、圧倒的に多くの学生に採用の機会を下さっています。書類審査は大変ですが、同等のお金を工面する労力と比べたら少ない努力で済みますので、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

 

 

お菓子なのか砂糖なのか、店員なのか客なのか

私が来た街には、高校の頃の同級生が半年前から同じく交換留学生として暮らしている。書類提出やビザ申請の段階からいろいろと教えてもらったり、励ましてもらったりしてすごく感謝しています。そんな彼女には、こっちに来てからも非常にお世話してもらっていて、先日は街の案内に連れ出してもらった。

 

価格帯の異なるスーパーについて教えてもらったり、H&Mで服を買ったり、大聖堂でクイーンエリザベスの特別ミサを見学したりしたのち、とてもおしゃれなカフェがあったので入った。

日本なら韓国風と呼ばれると思うカフェ

すごくおしゃれで、席も満席に近く盛っていたので入店してみた。店員は一人だったが、私たちが注文を迷っていると店員が次々と増えた。5,6人がカウンター内に入って接客らしき仕事をはじめ、客席に座っていたのはほとんど店員だったとわかった。店員一人に客が10人程度と思っていたら、店員6,7人に客3,4人と形勢が一気に逆転し、私たちは誰に注文すればいいのかわからなくなった。

 

友人が推測するには、アルバイトの一斉研修のようなもので、採用試験の一環なのではないかとのことだったが、すでにベテランの社員のような人も多く、結局よくわからなかった。

 

よくわからなかったが近くにいた社員らしきおじさん店員にケーキを注文をすると、愛想のいい笑顔を浮かべながら、おしゃれでも何でもないただの白い箱に無造作にケーキを押し込み、会計に回してくれた。友人はチョコムース?のようなチョコの塊のようなものを頼んだが、箱すらなくカップのまま席まで手でつかんで持ってきた。フォークもプラスチックの使い捨てを、レジ横から勝手にとるスタイル。当然ながら写真に映えたもんではない。店内の装飾がおしゃれだからと言って、商品の写真映えにまでは気を使わないのだろう。全体的に可愛いからいいとは思ったのだが、、

 

これがまあおいしくない。本当に一口目で驚くほどおいしくない。いや、味がどうこうというより、味覚など関係ないほど甘くて、砂糖なんかより百倍甘いから何を食べてるかわからないのだ。人生で食べたものの中で最高にスウィートで、スウィートでスウィートだった。作った人はどんな気持ちでこの甘いだけの食べ物を生み出したのだろうと。じゃりじゃりする砂糖ケーキの上に、砂糖100%のチョコレートシロップとトッピングがされてる感じ。

 

チャーリーとチョコレート工場の太った男の子なら、こんな食べ物が好きなのかもしれないなと一人で納得した。結局このお菓子は二口食べて寮に持ち帰ったが、少し食べて、ごめんなさいと言ってお別れした。イギリスで甘いものを買うなら、覚悟しなくてはならないのだと学んだ。

ついた


5日前になるけど、イギリスに着いた。

空港まで2時間弱、ヘルシンキ経由で飛行機19時間、バスに乗るまで3時間、ホテルまで2時間。大体26時間以上。

家を出てからホテルに着くまで、なんならホテルでも、一瞬も気が休まらなかった。

家族が空港まで送ってくれたはいいけど慌ただしかったし、飛行機では隣のデンマーク人のおじさんに色々と話しかけ

られ、経由したヘルシンキの時差のせいでイギリスに着いてから乗るバスは早すぎる便を取ったから無駄になり、最寄りの駅からホテルまでは雨の中地元のお兄さんに荷物運び&道案内を手伝ってもらった。

 

すでに色々なことがありすぎた。とても疲れた。これを書いている5日後まで、この疲れは残っている。思っていたよりも期待より不安が大きく、眠いので寝る。

経由したヘルシンキ空港のムーミンカフェ